”会いたい”
”言葉にすると余計
会いたい”
パンデミックが始まってからずっと
봄날を
おまじないのように聴いて歌って
お守りのように握り締めていた
”どれほど 想えば
凍える夜 数えれば
ねぇ 会えるの?
出会えるの?”
誰もが先の見えない闇に投げ込まれて、新しい楽しみを探す余裕も無くただただ疲れる日々。期待できるものなんて一つもなくて、希望が見えたと思うと瞬く間に全部全部崩れていった。
「延期」が意味するものは「中止」だと
「早く会いたいよ」が意味するものは「まだまだ会えないね」だと。諦めるのがお決まりだった
でも、そんなどうしようもない絶望の中に
常に揺るがない一筋の光があったんだ
반탄소년단
世界が消極的になっていく中で
走るのを止めないどころか、そのスピードを上げていく7人の姿があった
彼らは憂鬱に蝕まれそうになっても、未来が見えなくても、決して負けることは無かった。少し狼狽えても負の感情はすぐに消化して、その出口に向かって加速していった
「Happy New Year〜!!!せ〜ぼんまにぱどぅせよ〜!!!」
2020年1月にNYタイムズスクエアで新年を迎え、2月にMap of the Soul:7を発表してONでカムバック、さらにTOURの開催決定と、彼らが世界規模の活動を今にも始めようとしていた時、パンデミックの波は世界を飲み込んでしまった
「公演が出来ないなら」
『ライブに行けないなら』
「armyに会えないなら」
『バンタンに会えないなら』
『「何のために頑張ればいいの?」』
もう全てが終わりだと思った
2020年、そしてその先も台無しだと
でも違ったんだ
彼らと生きたこのパンデミックは
涙と笑いと思い出で
ぎゅうぎゅうだった。
🌸
4月、BANG BANG CON
Youtubeで過去のライブ映像を無料配信。自分たちが公演をするよりも早く、と駆けつけてくれたね、落ち込んでいるarmyを、一刻も早く元気づけたいという気持ちの表れだったのかな
この頃、
彼らがひょっこり顔を出してくれるようになった
(楽しいおうち時間の過ごし方を教えてくれたテテちゃん。みんな脚にしか目が行きませんでした。)
(アミボムのデコをオススメしてくれたクサズ。マンネに強引に距離を縮められる。)
(突然のテテFM。DJの予測不可能なテンポに振り回される極上の時間。一秒の漏れなく愛おしい。)
(こどもの日(母の日)に向けてカーネーション作り。テテちゃんは早々に完成したので後半はひたすらジョングクを見守っていた。)
(防弾の三人娘による妖艶な舞。「僕は命をかけてやるから」と闘志を燃やしていたユンギさん。)
(ジェイホープ先生によるブレスレット作り。メンバーのイメージに合わせて色やチャームを選ぶ。途中、迷いくま登場。)
タリョラがあるだけで十分なのに、
こんな風に何度もarmyの前に現れては
楽しく過ごす方法を教えてくれたね。
自分達こそ落ち込んでいただろうに、
「退屈な時はこうするといいよ」「暇だったら見てね」って優しく声を掛けてくれたね。
彼らを天使と言わずして何と言うのでしょうか。
☔️
そうこうしているうちに気づけば6月、
FESTAの季節になっていた
毎年恒例の家族写真やインタビュー。胸を打つものは沢山あったけれどやっぱり一番印象深かったのはStill with you
”一緒に笑って 一緒に泣いて
僕にはそれが全部だったみたいだ”
ジョングクが胸の内を明かしてくれたから
私たちは今同じ環境で、同じ苦しみを味わっているんだなと感じられて、本当に救われた。そして、彼らを歓声で抱き締められる日が一秒でも早く来れば良いと改めて願ったそんなFESTA。
そのフィナーレは
BANG BANG CON The Live
「armyの瞳を見たいです」と言っていたテテ。
봄날を歌う7人の表情が忘れられなかった。
🧨
7月は、伝説のDynamite
”今に見てて、僕たちが火花で夜を照らすから”
見事なまでの有言実行に、大成功。
彼らの音楽は世界中を照らして、熱く盛り上げた。日本のテレビにも驚くくらい何回も出てくれた。パンデミックなんて言葉は忘れて、必死で追って、夢中で楽しんだDynamiteの活動期。
その勢いのまま、ON:Eコンへ。
7人のソロステージ。七人七色の魅力に溺れた。6月よりもかなり楽しそうだった彼らの姿が嬉しかった。
ああ、幸せで忙しい、楽しくて忙しい、
でも会えなくて寂しい、会いたい、会いたい
といった感じでばたばた過ごす…
はっと我に返ると、秋が近づいていた。
🍂
BE
”さぁ僕の手をとって
あの未来へと駆け出そう”
いつの間にか彼らはパンデミックに打ち勝っていて、私が心配する必要なんかどこにも無かった。
そして疲れきった人々を「ほらほら」って優しく包むみたいに微笑みかけてくれた
そっと手を伸ばしてくれて
痛みに寄り添ってくれて
涙を拭いてくれた
さぁ、僕たちと一緒に行こう。って
なんだかこの辺りから、希望が見えてきたんだ
年末。ユンギさんのいない授賞式が寂しくはあったけれど7人の仲の良さを改めて実感できた特別な冬だった。年越しも年始もarmyと共にしてくれたね。
そうして始まった2021年
Butter、FESTA、小宇宙…と、またまた忙しかった
そんな中で
「今度の新曲はButterよりも凄いですよ〜?」
彼らが自信満々で教えてくれたその曲が公開された
PERMISSION TO DANCE
”The wait is over.”
マスクを外して踊る人々の姿
紫の風船を持った子供が、7人の前を駆け抜けた
彼らが満面の笑みで、歌い踊っていた
おうち時間を充実させてくれて、世界を照らしてくれて、痛みに寄り添ってくれた彼らが遂に、パンデミック後の世界を見せてくれた
辛かった2年間のフィナーレを飾ったんだ
2022 THE BEGINNING OF A NEW ERA
もうすぐ、2022が来る
どんな一年になるだろうか。
想像しただけで口角が上がってしまうね…どきどき
🌬🌸
”桜が花咲き
冬がもう 終わるよ”
”会いに行くよ”
”迎えに行くよ”
終わりが見えない絶望の中で
がむしゃらに走って走って走り切った7人の青年達
どんなに大変だったか分からない
お疲れ様なんて言葉じゃ、
彼らを慰める事はできない
だから何よりも、どんな言葉よりも、
頑張った7人を迎えるのが
あの懐かしい景色であって欲しいんだ
2021年10月24日
PERMISSION TO DANCE
ON STAGE
今日がどうか、最後のオンライン公演に
どうかどうか、最後の冬の日になりますように
もう私たち、これからは
直接愛を伝え合おう
目と目を合わせて話そうね
もうすぐ、会いましょう。
愛しています。
2021.10.24
봄날까지 좀더